各部活動からのお知らせ

2020年6月の記事一覧

卓球部 引退式②

新部長

「先輩たちの受験が終わり、自分たちの代のインハイが出来るとなったら、1年間の成長を見てもらえるように頑張っていく。心の中では応援していてほしい。」

 

副顧問の先生の話

「今年の3年生は、『卓球が好きだという気持ち』、『やりたいという気持ち』が前面に出る。というのが一番大きい。好きだという気持ちは能力。その能力を自分でちゃんと育ててやれるかどうか。もともと好きだという気持ちが強いところに、さらにそれを育ててやれていた。という印象。辛くても、『好きだからとやっている』というのをベースにやれる。嫌でやっていることは身につかないので、その好きをどうやったら好きがさらに育っていけるのかを努力として重ねて、卓球で今まで生かせていた能力を他のところでも生かしてほしい。」

 

 

3年間振り返ると色々なことがありましたし、もちろん改善点もあったかとは思いますが、意欲的な生徒が多くこの代が部活に残してくれたものはたくさんあると思います。このインターハイを目標にやってきたので、全員悔いはあります。しかし、それでもこれから前向きに頑張ろうと腐らずに考えて行動できるところに、この代の良さがあると思います。保護者の方々もいつも大会の応援に駆けつけてくださったり温かい支援をしてくださったりとありがたかったです。

チームの目標を達成することはできませんでしたが、東高で卓球部をやる目的は達成できました。3年生がそれぞれ「感謝の気持ち、目標に向かって努力すること、仲間の大切さ、物事の考え方」について語ってくれ、最後のインハイができなくても大切なことに気付き、学んでくれており、それが一番大切なことで学校で部活動をやる意義だと感じました。

 

新チームが始動しましたが、達成できなかった目標や先輩の想いを受け継ぎつつ、目標も目的も達成できるようにこれから頑張っていきたいと思います。

 

「東高で卓球も勉強も頑張りたい」、「仲間とともに成長したい」と思う人は、是非練習に参加したり入部してくれたりすると嬉しいです!

 

今後とも応援の程、よろしくお願いします。

 

 

卓球部 引退式①

今年はインターハイ予選が開催されず代替試合も未定ということで、不本意な形ではありますが先日3年生の引退式を行いました。

 

まだ部活に顔を出して後輩の指導をしてくれる者、次なる目標に切り替えて勉強を頑張る者もいますが、4月上旬ぶりに体育館に集まってくれて懐かしい気持ちになりました。例年はインハイ終了後に一人一言ずつ話してもらっていましたが、今回はこの場で話をもらいました。

このような辛い現状に対して、今回の悔しさや今までの苦しかった出来事すらも前向きに捉えながら立派に話す姿を見て、一年生の時からの成長を感じました。それと同時に、余計に最後の終わり方がこのような形になってしまったことは顧問としても非常に残念に思いました。

以下話の抜粋です。

 

「中学校の部活よりさらにあっという間に終わってしまい、時間の流れの早さを感じた。高校生活の中の部活動という時間で、一日一日どれだけ一生懸命過ごせるかが高校生活の充実につながると思う。今振り返るとやり残してきたことがたくさんあるので正直言ってそこは悔いが残る。このメンバーでやってこれて楽しかった。」

 

「時間が経つのがすごく早いけど、中学のときよりすごく濃かった。高い目標にも一緒に練習に付き合ってくれる人がいたり、アドバイスをしてくれる人がいたりして指導者にも仲間にも恵まれた。色々あって、結果が出なくてもやもやした。辛くても結果が出なくても気持ちの部分でも絶対どこかで報われることはある。揉めたこともあるけど、でも揉めたのは本気で部活のことを考えたからこそで、必要なことだった。先輩の悪かったところは改善して、よかったところは引き継いで一日一日を大切に過ごしてほしい。」

 

「揉め事があったとしても、どちらかが100%悪いということはない。公平な意見を言ってくれる仲間を持てるといい。中学時代から指導者や仲間に恵まれた。短い貴重な部活の時間を悔いの残らないよう全力で頑張ってほしい。」

 

「大会前の副顧問の先生の話が印象に残っている。『悪魔のように繊細に。天使のように大胆に』最初は考えても意味がよくわからなかったが最近思うのは、繊細さとか大胆さは日々の努力や練習からくるのではないか。日々の努力で繊細さが生まれ、それができるという自信が大胆さになるのではないかという自分なりの考えに達した。これは日々の生活に役立ってくると思う。先生方やコーチの言葉は卓球のときだけではなくて私生活でも自分の中で役に立つことが多かった。遠征は長旅で大変だったけど、今となっては貴重な経験ができたと思う。先生方、コーチ、保護者の方々、応援してくださった方々に感謝している。」

 

「この静岡東高校卓球部に入って思ったのは、これから将来生きていく時に、『卓球をやっていた』ことは特に何の力にもならず、卓球で職に就くわけではないし役に立つことは少ない。でもこの静岡東高校では、卓球以前の卓球以外のことをすごく学べたと思うのでよかった。」

 

「新人戦で一人だけ3年生で県大会に行けなかったので、本当はインハイで結果を出してそれを恩返しにしようと思っていたが、こういう形で引退することになって本当に悔しい。人が与える影響と受ける影響ってすごく大きいと思う。自分が卓球部に入ったのも、東高に来たのも、全部ここにいる3年生のメンバーに会えたから。高校入ってからも入院とかして毎日のように苦しかったけど、それでも朝練に先生が来てくれたり放課後も遅くまで練習に付き合ってくれたり・・友達からかけられた言葉で傷つくこともあったけどそれでも周りが頑張っている様子を見て友達のいいところを自分なりに探したり、自分に足りないところを真似したりと、1年の頃よりは成長できたかなと思う。東高でいると団体でいることの大切さがわかる。色んな学校の先生から「東高の生徒は〜」と声をかけてもらうことが多い。それは自分たちのためになるし、練習試合とかで声をかけてもらう機会を自分たちで作っていくことになる。「誰かのために」も大事だけど、色々な行動を起こして人の良いところとか見つけたり間接的に自分がやったほうがいいと思うことをやったりすると自分の利益になる。人のマイナスな面ばかり見るのではなく、良い面を見て取り入れたり受け入れたり自分の視野を広げられたらプラスになる。今回はこのような形になってしまったけどこれから先も何が起こるかわからないから、その時その時できることを全力で。中学生の東海選手権のとき、この人たちと一緒に卓球ができたらいいなと本当に頑張って東高に入ったので、3年間一緒に過ごせて、本当によかった。そこに後悔はない。」

 

「元気に声を出してちゃんと返事とかして部活の雰囲気を明るくしていかないといけない。暗くなったら終わりというかつまらなくなってしまう。辛いけど自分たちで楽しくしていこうという気持ちを持って頑張ってほしい。3年生は個性が強くて本当に色々あったけど、だからこそ楽しかったし、このメンバーでよかったなと思う。大会の個人戦の初戦とか緊張して負けて悔しい思いをしていたが、団体やダブルスで勝てたとき、仲間の大切さを学んだ。仲間の大切さを感じて部活に励んでほしい。」

 

「頑張ったら挑戦する権利は得られると思うけど、私たちは頑張っても私たちのせいじゃなくてもその権利を得られなかった。やっぱりどうしてもそれは一生悔いは残ると思う。来年はそういうことはないと思ってるし信じたいので、ありきたりになるけど私たちの分まで頑張ってほしい。まだ打ちたい気持ちはあるけどここで打ったら未練が残りそうなので、勉強に切り替えて頑張ろうと思うけど、ずっと応援しているし、来年のインハイに応援に行けることになれば持ち味の大きい声で盛り上げたい。色々あったけど、自分の中では無駄になってなくて、やってみたいと思えることをそれがきっかけで見つけることができた。今はそれに向けて勉強を頑張ってやれている。他の人も言っているけど衝突は何かを絶対生む。それが良い方向に行くか悪い方に行くかはわからないけれど絶対自分の糧になると思う。2年生は時間はあっという間だから一つ一つ吸収していって頑張ってください。応援してます。3年生はみんなで東高に入れて嬉しかったし、みんなのおかげで飾らない自分でいられたし、本当にこの場所が大好きでした。」

 

「中学の時に練習に参加して、雰囲気が良く先輩たちが優しいからという理由で東高を目指すようになったので、来れてよかった。インハイで先輩の試合を見て刺激を受けて自分も強くなりたいなとか先輩よりもっと強くなるようにしたいなとか目指してやってきて・・自分たちの代のときにインハイがなくなってしまって、モチベーションが上がってきていたところでこうなってすごい悔しいけど、この状況は飲み込むしかない。ずっと引きずって手も変わらないと思うので切り替えてしっかりやっていこうと思う。人の意見をしっかり聞くこと、お互いに教え合うこと、最大限自分のものとして吸収していかないと伸びることはないと思うので、教え合ったりして頑張ってほしい。気持ちで折れてしまうとダメなので、目標をしっかり決めて、届かなかったら次にどうするかとか次の目標をしっかり立ててそこに向けてやることが大切だと思うので、諦めずに頑張ってほしい。3年生がインハイに出られず終わってしまうので、この悔しさをはらしてほしい。」